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| 私のカワセミ |
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実は、ちょっと落ち込むことがあった今週水曜の仕事帰り フォーリス内を通り抜けようとする私は「白土陶舎」さんの前で足が止まった いつも「見るだけ」ながらも、目を楽しませてくれるお気に入りの店 店の人に声を掛けられて、なんとなく新しい醤油注しが欲しかったことを思い出た 知識豊かな彼のアドバイスを聞きながらも、ほとんどすべての醤油注しに触れ、自分との相性を確かめるようにじっくり選びに選んだのが、カワセミの醤油注し 「使い勝手もいいんです」という店の人の言葉を最後まで信用しきれないまま、それでもカワセミの愛らしさに惹かれてうちに持って帰った 自分が心から気に入ったものに囲まれて生活する これは、私が憧れる向田邦子が貫いた生き方だ そんな生き方にほんの少し近づいたようで、なんだか嬉しい 本当に使い勝手も良かったカワセミ君の頭を、私は思わず撫でていた
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